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その44 |
色んな現場の仕事に行くと、色んな人が待っている。お客さんの要望と言うのは本当に十人十色で困ったものだと感じる事もある。そう言えば、最近立て続けに「ちょっと困ったお客さん」に出会ってしまい「私は何の為にここに居るの?」と、現実逃避をしてしまいそうになった。大した荷物の量がある訳でも無いのに私のような作業員を頼み、なのに「とにかく全部自分で確認してから箱の蓋を閉めて欲しい」と言う「作業の効率」を一切無視した要望。ひと箱入れるごとに「これは○○と○○が入っていますが、閉めてもよろしいですか?」と確認し、本人が納得して初めてガムテープを貼れる。まことにもって、通常の3倍近く時間のかかる要求だった。しかも「あっ、それは・・・」と、この期に及んで抜き出したりして。正直「自分でやれば?」と思います、ハイ。だって、荷物も少ないのだし(って、そんな文句を言うのは筋違いとは分かっているが。営業が勧めたんだよね、恐らく)。 さて、そんな特殊な要望は別として、多くのお客さんが「こうだったらいいのに」と言う要望もある。それが「入れたまま運んで」だ。特に、荷解きを自分でやる場合、出来る事なら少しでもダンボールを減らし、荷解きの作業を楽にしたいと考える。「それなら荷解きのパックはどうですか?」と言われるだろうが、それはタダではないし、安くも無い。例えば、衣装ケースなどは基本的にはそのまま運ぶものだが、本やCDなどの重たいものがびっしり入っている場合には、ケースが壊れるとの理由から「出してください」という話になる。しかし、中には「壊れても良いですからこのままで」と要望する人は結構多いのだ。他には「扉付きのカラーボックス大・小」「電話台」「ローボード」「鏡台」「ベッドの引き出し」などがある。中には冷蔵庫も入ったまま運んでくれと言うツワモノもいる。極力「入れ物自体が壊れる恐れがありますから」と出す事をお願いするが、それでも「駄目?」と言い張る方もそこそこ。特に、お年寄りは言い出したら聞かないタイプも居るし。そんな場合、搬出するお兄さんが居れば結構融通が利いたりしているのだが、中には杓子定規に「駄目です!」と突っぱねるタイプも営業畑の人には居る。理由は「壊れるから」ではなく「壊れた時に責任問題で揉めるから」だろうと推測できる。 それならば「壊れてもOKですシール」でも作ってはどうだろうか?文字道理「そのまま運んで万が一壊れても文句は言いませんから、運んで♪」と言う意思表示のシールである。当然「持ち上がる」ものである事が前提で、更に「食器」などのような割れ物が入っていないことは当然だ。それ以外で、ちょっと重い本やCD、洗剤や雑貨や文具、そういった物なら、お客の了解さえあればそのまま運んであげるのもサービスなのではないかと思うのだ。若干、運ぶ者の負担が増える事を考えて、いくらか割増料金を取っても、開梱作業員を頼むよりも安上がりだし、自分の負担も軽減するしで、それなりに需要があるような気がする。資材も、いくつかのキルティングパッドを開発すれは済む話だろうと思う。どうです、どなたかやってみませんか?結構喜ばれると思いますよー。荷造り自体も楽になるしね♪ まるこ ( 現役梱包作業員 ) |
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